
■椎茸の効能
動脈硬化、高脂血症、肝機能障害、胃痛、免疫力強化、血行促進など。
■椎茸の栄養素(食材100g当たり)
・植物繊維…3.5g
・鉄…4.0mg
・カリウム…280mg
・ビタミンB2…0.64mg
・ビタミンB2…0.19mg
■椎茸の健康効果
シイタケは、エリタデニンという成分が豊富に含まれており、この成分は血圧や血液中のコレステロールを下げるという働きがあると言われています。又、近年ではレンチナンという成分に抗ガン作用があることがわかり、抗ガン作用、抗ウイルス作用食品としても注目されています。その他にも紫外線にあたるとビタミンDに変わるエゴステロール、血圧の上昇を押さえるカリウムなどの成分が含まれる他、ノンカロリー食品としてダイエットや便秘予防にも効果的な健康食品として知られています。
■生より干し椎茸の方が旨味も栄養価も断然高い
椎茸には、「生椎茸」と「干し椎茸」の2種類があるのですが、含まれている栄養素の含有量から比較すると、栄養価としては断然「干し椎茸」の方が高いのです。
生椎茸には、タンパク質や食物繊維をはじめ、ビタミンB1、B2・ビタミンDや、ナトリウム・カリウム等のミネラルをバランス良く含んでいる食品ですが、生椎茸の成分としては水分が約9割を占めており、それが乾燥された「干し椎茸」となると、含まれる殆どの栄養価と旨味が残り、栄養価が高まるのです。特にビタミンDは豊富に含まれており、体内でカルシウムとリンの吸収を促進し、血液中のカルシウム濃度を保ち、丈夫な骨や歯を形成・維持することに役立ちます。また、椎茸は旨味成分であるグルタミン酸等のアミノ酸が豊富なので、料理の風味付けには欠かす事の出来ない食材であり、低カロリーである事から味覚に敏感な方のダイエット・レシピにも積極的に取り入れたいヘルシー食品と言えます。

椎茸の栽培について
椎茸栽培方法には、原木栽培と菌床栽培の2通りの栽培方法があります。
■原木栽培と菌床栽培の違い
1) 原木栽培とは、シイやクヌギの木を伐採して枯らしておき、しいたけ菌を培養した種駒という木片を木に穴をあけて埋め込みます。そこから菌が育ち椎茸の芽が出てきます。後は原木が朽ちてしまうまで毎年収穫できるようです。
原木栽培のシイタケは、歯応えがあり、旨味が豊かで主に乾しいたけとして販売されています。中でも“生のどんこ椎茸”は厚みがあり、天ぷら・鍋・すき焼・焼肉などのお料理で食べると食感があり最高です。
スーパー等の店頭では、殆ど見かけられません。
※左の写真は、原木栽培の生椎茸です。
2) 菌床栽培とは、オガクズ(ノコ屑)などを固めたものに菌を植えつけ、ハウスなどで育てる栽培方法です。これは、温度や湿度を管理できるので、一年中多量栽培されています。柔らかく滑らかな食感で、主に生椎茸として生産されスーパー等販売されています。
※商品パック表面に張られたステッカーに菌床椎茸又は菌床栽培と表示されています。
■椎茸の種類
◆どんこ
どんこは、傘が開く前に採取した肉厚の椎茸です。傘の表面に割れ目がある椎茸を花どんこと呼んでいます。
◆茶花どんこ
どんこ(冬茹)は寒い時期にゆっくり育った椎茸で旨味をぎゅっと詰め込んでいます。傘が花模様に割れている乾椎茸を「茶花どんこ」と呼びます。
◆花どんこ
傘の部分が白く割れている乾椎茸は、「花どんこ(冬茹)」と呼ばれています。更に、天日で乾かした椎茸を「天白花どんこ」と呼ばれています。
◆こうこ
こうしん(香信)とどんこ(冬茹)の中間の椎茸を、「こうこ(香茹)」と呼びます。
香茹は、大きさがどんこより大きめで、見栄えがするので贈答用に良く使われています。

◆こうしん
椎茸の傘が7割ほど開いてから採取したものを、「こうしん(香信)」と呼んでいます。
香信は、傘の肉が薄く平らな形をしています。香信はスライスして、ちらし寿司等に混ぜたりして使うお料理に向いています。
■春子、藤子、秋子、寒子ってなぁ〜に?
椎茸は、傘の開き具合で冬茹(どんこ)と香信(こうしん)に分けられます。又、収穫時期により春子(はるこ)、藤子(ふじこ)、秋子(あきこ)、寒子(かんこ)とも呼んでいます。春子は、2月から4月頃に採れる椎茸で良い香りがします。藤子は、藤の花が咲く頃に採れるものです。秋子は、秋に採れるもので虫が付き難く、乾シイタケに向いています。寒子は、1月頃に採れる椎茸で寒い時期にゆっくり育つので、美味しさが濃縮されています。
■雨子、日和子ってなぁ〜に?
更に、発生した時の天候により雨子(あまこ)、日和子(ひよりこ)にも分けられます。
雨子は、雨に当たって水分を多く含んだものです。色も黒ずんでいます。
日和子は、晴天が続き水分が少ない環境で発生したものです。肉質がしっかりしています。
■生椎茸の保存方法について
椎茸は、湿気に弱く鮮度が損なわれると風味のポイントとなる香りの良さがなくなります。椎茸のご家庭での保存方法としては、椎茸を新聞紙、又はキッチンペーパー等に包んでからポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存するのが良いです。また、椎茸は傘の部分をひっくり返した状態)で保存して置く、そうでない場合と比べより長持ちしますので、「傘の部分をひっくり返した形で置いておく」のが、鮮度を保つポイントです。椎茸は湿気があると傷み易く、直接ラップやポリ袋に入れた状態だと蒸れてしまい、水分が付着したところから傷んできます。椎茸を冷凍保存する場合には、そのままラップに包むか、冷凍用の密閉袋やタッパーなどの密閉容器に入れてから、冷凍して置けば大丈夫で、調理する際には自然解凍で利用できます
■乾燥椎茸の戻し方 (お料理の事前準備)
1) お水で戻す場合
まず流水で軽くほこりや汚れを洗い、乾椎茸と同量の水にカサの裏が水に浸かるようにしておき、水面と椎茸に密着するようにラップを掛けます。椎茸の大きさにもよりますが、約3〜5時間で戻ります。急いでいる時は、半分に切ったり、足を切ったりすると早く戻ります。また、冷たい水で戻すと甘味が強くなるそうです。
2) お湯で戻す場合
水で戻す場合と同様にします。お湯の場合は約1時間で戻ります。お砂糖を一つまみ入れると更に早く戻ります。更に早く戻したい場合は、電子レンジを使いましょう。水もどしと同様に容器に入れ、レンジで約3分間熱します。お湯が冷める頃には戻っています。
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